毛鉤を考える

魚に良くアピールすること人間にも見やすい事
魚に大きな違和感をあたえない事、そして丈夫な

結論から言ってしまえばどんな毛針でも、釣れない毛針はないのですが
より釣りを楽しみたいために針を巻きます。巻くことによって色々な世界が広がってきます
同じ素材を使って巻いた毛針でも、巻き方によって大きく性格が違ってきます


      

たとえばゼンマイ胴メスキジ胸毛の針ではボディーを細かく毛羽だたせ
ハックルも根本のふわふわしたウェブの部分を使って巻いた針は
水中で良く気泡を抱き銀色に輝き柔らかいハックルの動きと絡みあい魚達に魅力的にアピールしますが
その逆ではごく平凡な針になってしまいます


ハックルを逆巻きにしクジャクでソラックスを作り金色のリブを追加をしてあります 

ゼンマイ胴だけのシンプルな針のほうが広く融通が利きます。
具体的に何かを追加すると、その分適応する範囲が狭くなりますが
その釣り場にうまくマッチさせると偉効を発揮します。

   

 左の二つの針はフライの針をてんから用にアレンジしたものです。アイアン・ブルー・ニンフとブルーダン・ウエット

とても見やすく、魚の反応も良い使いやすい針です
右の毛鉤は大きく動きを与える引き釣りに使用します

我が国の職漁師の知恵が注がれている伝承毛針やトラディショナルなフライには、
魚達を惹きつけてやまない何かが備わっています
スタイルや色、気泡の付き方、光のきらめき、ハッ クルの動きなどなど・・・大変に参考になります
  フライの針をてんからで使うことに異論をとなえる人もいますが、私は一向にかまわないと思っています
FFでもてんからでも、お互い良い所を学んで良い釣りが出来ればいいなと思います
 太いハリス、強い合わせ、引いたり沈めたり誘ったりと
てんから用に少しアレンジしてやるととても使いやすくなります。 

      


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